内面を写す人鏡 怒り
ワンネスな視点からするとすべて自己創造です。
他者に怒ったとしても、
『自分が怒りを感じたいから他者に協力してもらった』
となります。
そんな覚えはないとしても、
それは顕在意識の自覚であり、
潜在意識には必ず現実のオーダーの基になる信念があるのです。
ではその潜在意識のオーダーにあたる信念を見つけるには
どうしたらいいのでしょうか?
この世界は自分の内面の投影ですので、
他人や環境に対して感情が動く時、
その原因を生み出すパターンは必ず自分の内面にあります。
また創造の法則からすると、
結果は目的です。
どんな出来事でも自分の望んだ現実はすでに手に入れています。
しかしここで大事なのは、
表面的な結果が、
実は本当の意図を得るための手段と言う場合があります。
本来の獲得するべき目的はもっと奥にあったりするので
これが理解できるにはある程度の訓練が必要です。
これはアドラー心理学における『意識の優越性』というものです。
たとえば、兄弟がいるとします。
あなたは弟で、あなたには優秀な兄がいて
常に親から優秀な兄と比較されるとします。
そんな時弟は学校を途中で退学してしまうのでした。
それ以降人生において常に長続きせず何事も途中で辞めてしまいます。
実はここでの弟の手段は、
途中で辞めることで『結果を出さない』事なのです。
よって意図は、負けない事です。
結果が出なければ比較されないのです。
また自分の中の関係性を知るにはいくつかのパターンがあります。
①過去に自分がやっていたが今はもうやっていないと思っている事はないか?
②他人にはしていないが、自分に対してやってる事はないか?
③他人にはしていないが、自分の親に対してはどうか?
以上の三点は比較的盲点なのでよく注意してみると良いですね。